康李 OFFICIAL BLOG

Kouri-康李-(ギタリスト)

1年半の迷い

前回書いた記事のやや続きっぽくなるのですが、先週、新たなGuitarを購入いたしました。

ついに!

これで音楽の幅が大きく広がるはず。

 

買うに至った経緯は前回書いた通り、ずっと使っていたメインのGuitarが段々と今の音楽性には合わなくなっていって、やっぱりもう1本必要なのではないかと思ったわけです。

実はそう思ったのは、現在作っている作品のレコーディング中、正にコロナ禍始まりの1年半前。

レコーディングしながらも、“ちょっとニュアンスが思ってたのと違うなぁ”とか“今は良いけど、いずれこれでは無理な曲も出て来るよなぁ”とか何となく思ってたんです。

そんな迷いが1年半続き、それが日に日に大きくなっていき、“よし、買ってしまおう!”となったわけです。

この1年半、毎日YouTubeではGuitarの聴き比べ動画をばっかり観て、結局どれが良いんだろうと思った事もあり。

そんな中、自分の耳と心を揺さぶったのは、シングルコイルのGuitarだった。

今までコイルタップする系のGuitarは1台持っていたものの、純粋なシングルコイルのGuitarは持った事がなく、これは自分の殻を破るのにも良いかもしれないと!

 

なんとかレコーディングも一段落したこのタイミングで、その購買意欲は留まる事を知らず、楽器屋に行った。

幾つか店を観て廻り、最終的にここが良いだろうと思った楽器屋のFenderコーナーに直行し、近くにいた店員さんにシングルコイルのGuitarを何本か弾かせてくれと頼み、指定したGuitarを持って来てもらった。

種類で言うと、テレキャスターストラトキャスタージャズマスターの順で弾いていく………!

1発目のテレキャスでだいぶ良かったけど、思ってたのと少し違う。

店員さんには事前にバンドをやっている事ややっている音楽性なんかも話していたのだが、『話聴いてる限り、日本製の物が良いと思います』と。

正にその時手にしていたGuitarはメキシコ製であった為、次は日本製の物を持って来てもらってまた弾いた。

 

そうして何本か弾く中で、ストラトとジャズマスで迷っていた。

この2本は本当に甲乙が付け難い。

そこで違うGuitarも弾いてみようと思い、試しにジャガームスタングを弾かせてもらえないかと頼んだ。

この2本はいわゆるショートスケールというGuitarなのですが、自分にとっての弾き心地を確かめてみたくなった。

ジャガーはその時在庫がなかったので、ムスタングを持って来てもらい、また試奏する。

やっぱり手がちょっとでデカめな自分にとっては、ショートよりミディアムやロングの方が合うなと思ったが、音はだいぶ違った。

シングルコイルなのに甘みのある音と言いますか。

しかし、やっぱり弾き心地を考えるとストラトとジャズマスには勝てない。

そんな中、ジャズマスにあってストラトにない物があった。

それはプリセットだ。

どのGuitarもピックアップをフロント、センター、リアと試していったが、ジャズマスターのプリセットにはまた違った良さがあった。

それこそ、ムスタングのような甘みのある音があった。

そうして迷いに迷い、店員さんにも長く付き合わせてしまったが、『これ、買います』とジャズマスターを差し出した。

 

今まで馴染みのメーカーとか気になっていたメーカーは幾つかあったのだけれど、今回の音楽性になるまでFenderってノータッチだったんですね。

それがノータッチだからこその可能性を感じたと言うか、大きく変化できるのではないかと思ったんです。

それで今回はFenderにこだわって探させてもらいました。

 

そんな新しい仲間である2本目のメインGuitarがこちら!

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全体像はこちら。

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自分が寝てる布団に寝かせてみた。

 

お店ではFenderの練習用アンプまで付けてくれました。

ちなみに、ダウンチューニングや変則チューニングがもはや主流になってきている今、こちらはレギュラーチューニングです。

 

こうして良い出会いがありました(笑)。

今後はこのGuitarを掻き鳴らしていくので、作品ができるのを待っていて下さい!

 

あと、ついでに前回書いたメインGuitarのKnightもせっかくだからピックアップ入れ替えたVer.の写真も載せておきます。

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こんな感じにピックアップは真っ白です。

このGuitarも出番は減るけれども、決して引退させるわけではないので、次回作でもまぁまぁ使っていると思います(笑)。

こういう丸みのあるボディーと左右対称なボディーも良いですよね。

 

では、何時かは自分のメインパートであるBassの事も書いていこうかと思います!